• HOME
  • 院長ご挨拶
  • 診療のご案内
  • 日帰り手術
  • クリニック風景
  • アクセス

ものもらい・めばちこ(麦粒腫・霰粒腫)

麦粒腫はまぶたの中に細菌が入り込み、炎症を起こして痛みを伴い腫れる疾患です。
ほとんどの場合、抗生物質の点眼や内服で治癒します。
霰粒腫はまぶたにあるマイボーム腺という油を分泌する所がつまってしまい分泌物がたまってしこりになったものです。通常痛みは伴いませんが、細菌感染すると痛みが出現し腫れがひどくなります。
霰粒腫は通常、薬が無効ですので手術するか、自然治癒を待つ(この場合、数ヶ月かかる事もあります)ことになります。
手術は、まぶたに局所麻酔をして、まぶたの裏側、あるいは外側から切開します。
手術時間は一般的には5~15分程度です。
術後、まぶたに内出血の青あざが出来ることがありますが、1週間ほどで消えます。

眼瞼内反症

眼瞼内反症(がんけんないはんしょう)とは、瞼(まぶた)が眼球側に折れ返り、まつ毛が黒目に触って傷をつけたり炎症を起こしたりする病気です。瞼の向きは正常なのにまつ毛だけが眼球側に生えてくる睫毛乱生症(しょうもうらんせい)という病気もあります。眼瞼内反症には、先天性と老人性があります。


先天性内反症

瞼の皮膚や眼輪筋(がんりんきん)が生まれつき多過ぎることが原因です。この治療ですが、成長するにつれて顔がやせてきて治ることもありますが、4~6歳頃になっても改善しない場合は、症状の程度によっては手術を考えます。


老人性内反症

瞼の皮膚が相対的に余ってくる(まぶたの皮膚や眼輪筋が緩む)ことが原因です。 治療としては、まつ毛を抜き続けてもいいのですが、症状によっては手術が必要です。手術は局所麻酔で20分程度です。

睫毛乱生

睫毛の毛根部の炎症が原因で起こる場合が多く、一部の睫毛が眼球側を向いて生えている状態です。黒目に睫毛が触るので異物感が出たり、視力障害が見られたりします。

眼瞼下垂

眼瞼下垂は、文字通り瞼が垂れ下がって、目が開きにくくなる病気です。
見た目の問題だけでなく、視界が悪くなり、眉を上げて物を見るようになります。原因としては、生まれつき発育が悪いなど先天性の場合もありますが、加齢によりまぶたを上げる筋肉(眼瞼挙筋:がんけんきょきん)の付着部(腱膜部)が伸び、持ち上げる力が低下して瞼が下がってくるケースが多く、また、最近ではハードコンタクトの長期間装用により若いうちから眼瞼下垂になる人も増えていると言われています。
治療としては、加齢やコンタクトが原因の場合、下垂の程度が強ければ手術治療が必要です。局所麻酔で行い、所要時間は約40分です。
尚、手術はなるべく傷が目立たず、自然な仕上がりになるように配慮していますが、手術の目的は美容目的ではなく、眼瞼機能回復を目的とした手術になりますこと、ご理解をお願いいたします。